公開日：2025/01/08

庭の土が減るのはなぜ？原因と対処法を知って庭の美観を保とう

庭の美しい景観を保つには、植物だけでなく土の管理も欠かせません。特に庭の土が減少すると、見た目が悪くなる以外に植物の生育にも悪影響を及ぼすため、適切に管理する必要があります。本記事では、庭の土が減る原因と対処法について詳しく解説します。今回紹介する内容を参考にして、庭の現状を確認し、適切に対処しましょう。

この記事を読むための時間：3分

庭の土が減る主な原因

庭の土を減少させる原因として考えられるものはいくつかありますが、最も一般的なのは、雨や風などの自然現象によるものです。土の減少は、大雨で土壌の表面が削られ、水と一緒に流れ出たり、強風により他の場所に移動したりすることで起こります。また人やペットが頻繁に歩く場所では、地面の表面が削られるため、土が減りやすいです。

さらに落ち葉掃除や雑草を抜く際、庭の土も一緒に取り除いてしまうことがよくあります。このように庭の手入れ作業自体が土を減らす原因になっている場合もあるので、注意しましょう。

庭の土が減るのを防ぐ方法

庭の土が減少すると、水はけが悪くなったり植物の成長が遅くなったりと、さまざまな問題が生じます。問題を解決するには、庭の土が減らないよう、適切に対処しなければなりません。ここでは、庭土の減少を防ぐ方法についてご紹介します。

土留めの設置

土留めの設置は、土が他の場所に流出するのを防ぐのに効果的です。石や木材、コンクリートブロックなど、さまざまな素材の土留めが販売されているので、庭の景観に合わせて選ぶと良いでしょう。

グランドカバー植物の利用

グランドカバー植物は、地面を覆うように成長する背の低い植物のことを指します。以下は、家の庭でよく使用されるグランドカバー植物の一例です。

芝生
ツルニチニチソウ
クローバー
アイビー
クリーピングタイム
シバザクラ

これらの植物は根を張ることで土を固定し、土壌の流出を防ぐ役割を果たします。また、地面をびっしりと覆うように生えるため、風による土の飛散も防げます。美しい庭の景観を維持するためにも、各植物の特性を把握した上で、地域の気候や土壌の条件に適したものを選びましょう。

砂利の敷設

比較的リーズナブルに行える砂利の敷設は、庭土の減少を抑える方法として人気です。土の上に敷かれた砂利は、雨水の衝撃を分散させるため、土の表面が削り取られるのを防げます。砂利の下に敷く防草シートも土の流出を抑える効果があります。水はけの改善や防犯対策にもなるので、庭周りのアクセントとして取り入れてみましょう。

レンガの敷設

レンガを敷くことで土壌の流出を防ぐと同時に、小道や花壇など、庭におしゃれな印象を加えることができます。レンガは耐久性にも優れた素材であるため、長期間にわたって土の動きを抑えられます。レンガの色や形、サイズにはさまざまな種類があるので、理想の庭のイメージに合うレンガを選んで設置しましょう。

コンクリートの敷設

コンクリートを敷くことで土は完全に覆われるため、流出の心配がありません。特に車の出入りがある場所や頻繁に人が通る通路には、コンクリートの敷設が効果的です。メンテナンスも簡単なため、お庭の手入れに時間を割けない忙しい方に人気があります。コンクリートは無機質な印象になりやすいですが、表面に模様をつけたり着色したりすることで、単調な印象を和らげることができます。