ガーデニングの害虫を予防する方法!簡単な対策と駆除の仕方も紹介
「花が咲くのを楽しみにしていたのに虫に食われたた」「ガーデニングをしていたら嫌な虫が発生した」など、ガーデニングの大敵のひとつに害虫が挙げられます。本記事では害虫が発生する原因と、予防方法を紹介します。
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ガーデニングで害虫が発生する原因
ガーデニングで害虫が発生する主な原因には、以下の3つが挙げられます。
- 連作
- 日当たりの悪さ
- 乾燥・湿気
連作
一定の場所で同じ植物を育て続けると、特定の植物を好む害虫が増えやすくなります。また、土壌の養分が減って連作障害が起きるリスクも高まるため、連作は避けましょう。
日当たりの悪さ
日陰になりやすい場所や、植物が密集している場合は、日当たりが悪くなります。すると植物の生育が悪くなり、害虫に対する抵抗力も弱くなるため、害虫による被害が起こりやすくなります。
乾燥・湿気
高温で乾燥している場所や、日当たりが悪かったり水はけが悪かったりして、湿気が多い場所は、それぞれの環境を好む害虫の温床になるおそれがあります。
害虫の発生を予防する方法
害虫は一度発生すると、完全に駆除するのは難しくなります。また、放置すると被害が拡大するため、発生しにくくする環境を整えることが大切です。ここでは、害虫を予防する5つの方法を紹介します。
害虫が発生しやすい環境を作らない
害虫を予防するためには、発生しやすい環境を作らないことが重要です。害虫の多くは、暗くて湿気のある場所を好みます。枯れ葉や落ちた花弁は、こまめに取り除くようにしましょう。また、花壇が込み合っていると、害虫の温床となってしまうだけでなく、病気の原因にもなるため、必要に応じて剪定や間引きを行うことが大切です。
卵を見付けたらすぐに対処する
害虫の発生を防ぐには、卵の時点で対処するのも有効な方法です。葉の裏や枝に卵が産み付けられていたら、すぐにこそぎ落とすか、切り取って繁殖を防ぎましょう。
防虫剤を使う
薬剤の使用も害虫予防に効果的です。薬剤を散布する際は、用法や容量を守って使うようにしましょう。規定を超えて使用すると、植物に悪影響を及ぼすおそれがあります。また、健康被害につながるおそれもあるため、使用時はラベルをよく読み込んで、注意事項は必ず守るようにしましょう。
コンパニオンプランツを植える
植物は、異なる種類のものと一緒に栽培することで、病害虫を抑えて成長の促進が期待できる場合があります。このような良い影響をもたらす植物の組み合わせを「コンパニオンプランツ」と言います。害虫の発生が気になったり、薬剤の使用に抵抗があったりする場合は、コンパニオンプランツを植えることをおすすめします。
反射シートを敷く
虫の多くは光の反射を嫌います。アルミホイルなどの反射シートを、プランター周りに敷くことで、害虫予防が期待できます。
害虫を駆除する方法
すでに害虫が発生している場合は、以下の方法で駆除しましょう。
- 駆除剤を使う
- ピンセット・割り箸で取り除く
駆除剤を使う
害虫の駆除剤には、多くの種類があります。以下を参考に、害虫の種類や規模に合わせて、最適な駆除剤を選びましょう。
特徴 | |
浸透移行性剤 |
殺虫効果の長い残効性が続き、害虫の早期駆除に効果的 |
スプレー剤 |
水で希釈せずにそのまま使えて、小面積でも使いやすい |
エアゾール剤 |
霧状に噴霧されて使いやすい |
希釈タイプ |
様々な害虫に効果的で、広範囲に散布できる |
ピンセット・割り箸で取り除く
アオムシやヨトウムシなど、比較的大きめの害虫であれば、ピンセットや割り箸で取り除けます。薬剤の使用が気になる場合にもおすすめの方法です。
害虫は発生する前に予防することが大切!
ガーデニングに害虫はつきものですが、環境を整えることで発生や繁殖を抑えられます。植物に少しでも異変が見られたら、放置せずに原因の特定と改善を心がけるようにしましょう。